物流の「2024年問題」解消に向け、「置き配」の普及につながる保険商品が増えてきた。損害保険大手の三井住友海上火災保険は24日、ベンチャー企業と組んで荷物の盗難被害を補償するサービスを11月上旬にも始めると発表。再配達を削減する切り札と期待される置き配の不安払拭を狙う。
 三井住友海上は、オートロック住宅向けの置き配システムを手掛けるライナフ(東京)と連携。玄関先などあらかじめ指定された場所に配達された荷物が盗まれた場合、標準的なケースで1万円を上限に代金を補償する。保険料は荷物の数に応じて年間10万円からの予定で、運送会社が負担する。初年度100社の加入を目指す。 

(ニュース提供元:時事通信社)