厚生労働省は27日、全国約5000の定点医療機関から16~22日の1週間に報告されたインフルエンザの新規感染者が、1医療機関当たり16.41人だったと発表した。注意報の基準(10人)を2週連続で超え、感染者は8万1160人に上った。
 都道府県別では、愛媛が39.90人と最多で、警報レベル(30人)を超えた。このほか千葉(29.39人)、埼玉(28.41人)、福島(27.09人)などの順に多かった。インフルエンザで休校や学級閉鎖となった幼稚園や小中高などは3751施設に達し、前週の1772施設から倍増した。
 新型コロナウイルスの新規感染者は22日までの1週間で、1医療機関当たり3.25人となり、7週連続で減少した。北海道(6.79人)、長野(5.17人)、福島(4.93人)の順に多く、最少は島根(1.87人)だった。 

(ニュース提供元:時事通信社)