防衛省は22日、日本海上空で航空自衛隊と米空軍の戦闘機による共同訓練を実施したと発表した。急きょ設定された訓練で、北朝鮮が「軍事偵察衛星」と称する飛翔(ひしょう)体を発射したことを受け、日米の即応力を示し、北朝鮮をけん制する狙いとみられる。
 同省によると、訓練では空自千歳基地のF15戦闘機4機と、在日米空軍のF16戦闘機4機が共同で戦術訓練を行った。「北朝鮮のミサイル発射など厳しい安全保障環境を踏まえ、あらゆる事態に対処する日米の強い意思と、自衛隊と米軍の即応態勢を確認した」としている。 

(ニュース提供元:時事通信社)