政府の個人情報保護委員会(個情委)は6日、マイナンバーに別人の障害者手帳の情報がひも付けられる事案が、5032人分確認されたと発表した。関係する静岡、高知、長崎、宮崎各県と鳥取市の5自治体を同日付で行政指導した。
 個情委によると、ひも付け誤りは本人確認の不足や職員の入力ミスが原因。マイナカードの個人向けサイト「マイナポータル」で、第三者が他人の障害に関する情報を閲覧できる状態になっていた。
 個情委は「ヒューマンエラーだけに起因せず、適切な取り扱いが組織的に確保されていなかった」と指摘。適切な本人確認の実施などを求めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)