【ロンドン時事】英政府は7日、ロシアが長年にわたり要人らに対して大規模なサイバー攻撃を仕掛けていたと非難する声明を出した。ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)が背後にいると特定した上で、「民主的プロセスへの介入を狙った継続的な企て」だと糾弾した。
 声明によると、要人らへの攻撃は少なくとも2015年から開始された。偽サイトに誘導して個人情報を盗み取るフィッシング攻撃などで複数政党の議員が被害に遭ったほか、シンクタンクや大学関係者、記者、NGO関係者も標的とされた。19年の総選挙に先立ち、ロシアのハッキングで情報漏えいがあったが、「政治介入の試みは失敗に終わった」という。 

(ニュース提供元:時事通信社)