【イスタンブール時事】イラン南東部ケルマンにあるソレイマニ革命防衛隊司令官の墓近くで3日に起きた爆発について、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」(IS)は4日、SNSで「2人の殉教者が群衆に紛れ、爆弾ベルトをさく裂させた」とする犯行声明を出した。声明は「多神論者のシーア派300人を死傷させた」と主張し、イランの国教であるシーア派を敵視して狙ったことを強調した。
 イラン政府は、爆発を「テロ行為」(ライシ大統領)と断定し、断固処罰する方針を表明。これまでに爆発で84人が死亡し、284人が負傷したと発表した。 

(ニュース提供元:時事通信社)