【イスタンブール時事】イランの精鋭部隊、革命防衛隊は20日、シリアの首都ダマスカスで空爆により軍事顧問5人が死亡したと明らかにした。イラン国営メディアが声明の内容として伝えた。イランと敵対するイスラエルはこれまでもシリア国内で空爆を行い、革命防衛隊幹部らを殺害しており、今回も同様の攻撃を加えたとみられる。イラン外務省報道官は「適切な時期と場所でテロに対応する権利を持っている」と反発し、報復を示唆した。
 声明は、顧問と共にシリア軍兵士も死亡したと指摘し、「再び野蛮で犯罪的なシオニスト政権(イスラエル)が戦闘機でダマスカスを侵略した」と非難した。ロイター通信によると、殺害された革命防衛隊員の中には、シリアでの情報活動部門の責任者も含まれているという。イスラエルは公式な反応を示していない。 
〔写真説明〕20日、シリアの首都ダマスカスでイスラエル軍の空爆により破壊されたとされる建物(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)