北陸電力は31日、能登半島地震で約1カ月にわたり続いていた停電が、立ち入りが困難な一部地域を除き「おおむね復旧した」と発表した。電力各社は延べ約4600人を派遣し、復旧作業を支援。一方、土砂崩れなどで道路の被害が大きい石川県輪島市や珠洲市では完全復旧に時間がかかる見通しで、約2500戸で停電が続いている。
 北陸電管内では1月1日の発災後、最大約4万戸超の停電が発生した。北陸電は、31日時点で輪島市や珠洲市でも「約9割に電気を届けられている」と説明している。 
〔写真説明〕石川県輪島市内で、送配電の復旧に当たる作業員=29日

(ニュース提供元:時事通信社)