厚生労働省老健局の職員が省内のメーリングリストに誤ったアドレスを登録し、昨年秋から外部に誤送信していた問題で、厚労省は5日、流出したのはメールアドレス650件、電話番号が25件の計675件だったと発表した。これまでのところ、情報が悪用されるなどの被害は報告されていない。同省は再発防止策として、私用メールアドレスの業務での使用を禁止する。
 同省によると、この職員は休日の緊急連絡先として、自身の私用アドレスを追加登録する際、誤ったアドレスを登録。昨年9月15日から今年1月下旬まで誤送信を続けていた。送信先は特定されていない。誤送信により、岸田文雄首相の国会答弁案や公表前の内部資料も流出した可能性があるという。 

(ニュース提供元:時事通信社)