能登半島地震で大きな被害を受けた石川県穴水町に26日、泊まりがけでボランティア活動をするための拠点が設置された。この日は県内外から参加した約40人が同町や珠洲市でボランティア活動に汗を流し、「時間をかけて作業できるのはありがたい」などの声が聞かれた。
 拠点となる旧穴水町立向洋中学校の体育館や教室には1~2人用のテント計95張りが並べられた。マットレスや段ボールベッドも置かれ、参加者には弁当やおにぎりが配られる。
 これまでは金沢市からバスを利用して日帰りで活動していたが、遠方への移動には時間がかかるため、作業が1日3~4時間に限られていた。穴水町に拠点を置くことで、倍の8時間程度を確保できる見込みという。 

(ニュース提供元:時事通信社)