石川県は28日、能登半島地震の被災地の観光支援策「北陸応援割」について、3月16日から開始すると発表した。4月26日まで。新潟、富山、福井3県も同期間の実施を決めており、対象4県で足並みをそろえた。3月16日は北陸新幹線の金沢―敦賀間が延伸開業する日で、応援割の開始を機に観光客の受け入れ促進を目指す。
 応援割は1泊2万円を上限に旅行代金の半額を割り引く。交通費込みの旅行商品も対象で、割引額の上限は2泊以上の場合は3万円、宿泊地が2県以上の場合は3万5000円。
 石川ではホテルや旅館が2次避難所として利用されているが、残りの部屋を使って観光客を受け入れる。馳浩知事は「応援割で石川県に来て、被災地に思いを寄せてもらいたい」としている。 

(ニュース提供元:時事通信社)