【ワシントン時事】米国防総省は11日、2025会計年度(24年10月~25年9月)の予算として、8498億ドル(約125兆円)を議会に要求した。23年度実績比4.1%増で過去最大。対中国抑止の強化、核戦力近代化、宇宙の安全などを最優先課題に掲げている。
 ヒックス国防副長官は記者会見で、「さまざまな領域で高まる中国の脅威に対応するため、抑止に必要な能力や作戦概念を構築する」と説明した。バイデン政権が22年に発表した国家防衛戦略は、中国を国防計画の「歩調(ペース)を決める挑戦」と位置付けている。 
〔写真説明〕ヒックス米国防副長官=2022年6月、ワシントン(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)