ロシアによる侵攻が続くウクライナ北東部ハリコフで22日、テレビ塔が空爆を受けて倒壊した。SNSには塔が煙を上げる中、上半分が折れる映像が投稿された。塔は人工構造物として市内で最も高く、約240メートルあった。
 ハリコフ州のシネグボフ知事は「空襲警報が鳴り、職員は避難した。死傷者はいない」とフェイスブックで説明した。デジタルテレビ放送に影響が出たという。
 ウクライナのメディアは、空対地ミサイルが撃ち込まれたと伝えた。一方、ロシア国営メディアは「テレビ塔にウクライナ軍の防空システムのアンテナが設置されていた」と主張した。 
〔写真説明〕22日、ウクライナ北東部ハリコフで、ロシア軍の空爆により倒壊したテレビ塔(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)