農林水産省は20日、家畜衛生の国際機関に提出した高病原性鳥インフルエンザの「清浄化宣言」が認められたと発表した。殺処分が最多の1771万羽に及んだ今季の鳥インフルエンザの収束が確認された。来季以降も流行する事態に備え、農水省は、殺処分の対象を抑えられるよう農場の衛生管理を見直す検討に着手した。
 今季は昨年10月28日に国内感染が初確認され、26道県で猛威を振るった。感染拡大で卵の供給不足が深刻化し、JA全農たまご(東京)が公表する鶏卵の卸値は過去最高を記録した。 

(ニュース提供元:時事通信社)