警視庁は5日、交通機関や電気などの重要インフラや半導体関連の技術を持つ事業者らと合同で、サイバー攻撃に対応する訓練を東京都中央区で実施した。
 訓練では、日米が注意喚起する中国を背景としたサイバー攻撃グループ「BlackTech(ブラックテック)」の攻撃などを想定。被害状況の把握や警視庁との情報共有の手順などを確認した。
 訓練に先立ち、同庁サイバー攻撃対策センターの今木港所長は「重要施設や先端技術を有する組織は、常にサイバー攻撃の脅威にさらされている。有事に官民が円滑な連携を取れるよう準備していくことが必要だ」とあいさつした。
 訓練は16日まで行われ、都内の約120社から約500人が参加する。 

(ニュース提供元:時事通信社)