豪雨かと思ったら真夏日!(photo AC)

豪雨かと思ったら真夏日。梅雨の合間の晴れの日や梅雨明けは湿度も高く、熱中症にかかりやすい時期と言われています。平時でも熱中症で救急搬送されている方は年間4万人いるのですって。緊急搬送された方のみで4万人!多いですよね。

平時でもこの数字なので、クーラーもない、電気も使えない、水もないかもしれない災害時や避難所でどうすごすのか心配になります。そこで、今回は災害と熱中症についての情報をお届けします。

まず、一般的な熱中症についての解説や対策については、消防庁のこちらのサイトがわかりやすいです。消太くんとボジョレーというキャラの動画アニメがあるのですが、小学生でもわかりやすくまとめてあります。2人の感情をおさえたかけ合いがなかなかよい味を出しています!

■熱中症情報(総務省消防庁)
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html

大人向けには、環境省作成のこちらの動画もどうぞ。まず意識の有無の確認、水分を自力で飲ませてみる。救急搬送が必要な場合はどのような時か、さらに医療機関で実際に行われている熱中症処置が動画で紹介されています。冷やすと効果的な場所やタオルを水にひたして、扇風機をかけ気化熱を利用する方法などが15分でまとめられています。

■早見優のLet’s Study!「熱中症対処フロー・医療現場での処置」 (環境省)
https://www.youtube.com/watch?v=1Fq4vOys85Y

通常の熱中症対策がわかったところで、「災害時はどうすれば?」という点について、防災にも詳しい防衛医科大学校救急部兼防衛医学研究センター外傷研究部門准教授の秋冨慎司先生にお聞きしました。

りす: 普段でも熱中症で搬送される方が多いですが、クーラーも水もない災害時、どうすればよいのでしょうか?

防衛医科大学校救急部兼防衛医学研究センター外傷研究部門准教授の秋冨慎司先生。丁寧にお答えいただき、ありがとうございます♪

秋冨先生:まず熱中症にかからないように注意をしてください。炎天下での慣れない作業や避難生活は、思った以上に熱中症のリスクが上がります。充分な水分補給と定期的な休息を確保し、生活を続けるべきです。

りす:まずは平時よりもリスクが高まることを意識して、注意が必要なのですね。炎天下の慣れない作業も、避難所で十分な睡眠がとれない場合も、どちらもリスクが高まるのですね。もし、注意していても熱中症になってしまった場合はどうすればよいでしょうか?