気象庁は20日夜、パプアニューギニアのウラウン火山で日本時間午後3時半ごろに大規模な噴火が起きたが、日本への津波の影響はないと発表した。噴煙が高度約15キロに達し、気圧波で津波が発生しないか調べていた。
 昨年1月にトンガ諸島で海底火山の大噴火が起きた際は、気圧の変動が波のように広がり、日本の沿岸で津波が観測された。この際、津波注意報・警報の発表が遅れたため、気象庁は海外で噴煙の高さが約15キロ以上の大噴火が起きた場合、津波の有無に関する情報を発表する仕組みを導入した。 
〔写真説明〕噴煙を上げるパプアニューギニアのウラウン火山=2019年6月(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)