すべての業者と友好な関係を

寄稿 ベティー A・キルドー氏
米国危機管理コンサルタント

東日本大震災では、サプライチェーンの寸断により、国内外の多くの企業の事業が中断する事態となった。 米国で 20 年以上にわたり、危機管理コンサルティング業に従事するベティー A・ キルドー氏から、サプライチェーンのリスク管理手法について、本誌への寄稿をいただいた。

■世界に BCP を再認識させた震災
日本を襲った津波と地震から 1 年以上が過ぎた 2012 年6月5日、青森県三沢港から沖合に流され たとみられる 66 フィートの浮桟橋が、太平洋を渡 り米西海岸の岸部に漂着した。津波により流され何 千マイルも離れた陸に上がった漂着物は、震災が世 界規模で長きにわたって甚大な衝撃を与えたことを 再認識させた。また、将来起こり得る大規模災害や 業務リスクに備えて、十分に準備を整える必要を考 えさせるきっかけにもなった。

今後の災害に対応していく上で、企業の考え方、 さらには、顧客(※ここでは主に最終メーカーであ る企業) 、ビジネスパートナー(協力業者) 、ステークホルダーとの関わり方を変えていくことが重要と なる。これは、サプライチェーンの BCP(事業継 続計画) についても当てはまる。 顧客とサプライヤー の連携は、災害後の業務継続、もしくは早急な業務の回復を可能とさせるからだ。

■サプライヤーと顧客の協力関係
顧客とサプライヤーの理想的な関係は、互いに信 頼し合い戦略的なパートナーシップ(協力関係)※ を構築することだ。

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