座学とワークショップで学ぶ リスク対策研修
BCP策定基礎講座

座学とワークショップで学ぶリスク対策研修」はBCPと危機管理の専門メディア「リスク対策.com」が選りすぐりの専門家と共同して企画したオリジナルの研修です。一方的な講義だけではくみ取りにくい実践的な気付きを、グループ学習などを通して、他業界・他社などの多様な視点を交えることで得ていただくことに重点をおいています。

BCP策定に必要な基本的な知識を実践で学ぶ
講座概要

本講座は、受講者が自ら属する組織・企業およびグループのBCP策定において、指導者の役割を果たせる能力を習得することを目標としています。そのために必要なBCPの知識および着眼点を学び、自ら事業継続計画を作成してそのプロセスを習得し、実際に職場で策定できるように知識と手法をブラッシュアップします。

最初に座学でBCPの基本と作成するプロセスを学びます。そのあとの策定の時間では、個別のワークを通じて、具体的な企業のケースを使ってBCPをステップごとに作成します。

また、ワークショップ後のディスカッションを通じた意見の共有や、講師からのアドバイス・講評で実践的な気付きを得られるような内容となっています。

プログラムと学習目標
オリエンテーション
9:30~10:00
ブレーンストーミング:はじめに
BCPとは何か
BCPの目的と必要性が説明できる
第1部
10:00~12:00
座学:BCPの基本と作成プロセスを学ぶ
BCP/BCMの概念を理解する
BCPのステップごとの作成プロセスを習得する
策定1:BCPの目的と推進体制
BCPの目的を決める
BCPを推進する司令塔=責任部門を決める
BCPリーダーとメンバーを決める
第2部
13:00~17:00
 
策定2:事業中断のインパクトを分析、復旧目標を決める
事業影響度分析(BIA)を行い、目標復旧時間(RTO)を設定する
最優先業務に必要なリソースをリストアップする
策定3:リスクアセスメント
事業中断のリスクを洗い出す
洗い出したリスクを分析、評価して、BCPの対象とするリスクを決める
想定する事業中断が発生した時のリソースに対する被害、影響を見積もる
策定4:BC戦略の概要を決定する
事業中断後に、どこで、どのように最優先業務を再開するかの復旧計画の概要を決める
策定5:BC戦略に必要なリソースを洗い出す
決めた復旧計画の実施に必要なリソースを洗い出す
目標復旧時間を達成するために必要な事前対策を立案する
まとめ
17:00~17:30
全体ディスカッションと講評
組織の能力として事業継続を考える
事業継続を企業の能力とするために必要なことを学ぶ
自社のBCP体制の問題点や課題に気づき、改善策を考える
関連キーワード
BCP・BCM
BCMS
BCPの目的
基本方針
BCP活動体制
中核事業
事業影響度分析
最大許容停止時間
目標復旧時間
目標復旧レベル
リスク分析
リスク評価
事業継続戦略
事前対策
緊急事態対応
教育
訓練
PDCA
ISO22301
講師
リスク対策.com 特別アドバイザー
岡部 紳一
大手損保に30年以上勤務し、企業・国際分野の財物保険、賠償保険の損害部門に所属し、幅広い業種の企業顧客の災害や事故の処理復旧に関わる。米国勤務8年を含め20年以上にわたり、欧米アジアの日系海外子会社の損害業務にも従事。その後、損保系のリスクコンサルティング会社に移り、災害事故時の復旧支援サービス、事業継続計画(BCP)にかかわる業務を担当。

国際規格ISO(JISQ)31000リスクマネジメントー指針、およびISO22301などBCMS関連の国内委員を務め、それらの策定および改訂に参画。

開催概要
形式
リアルな会場で、座学による基本的な枠組みの理解と個別のワークショップ、全体ディスカッションによる気づきと落とし込みで実践的なBCPの考え方を身につけていただきます。
研修では、一部パソコンを使用します。必ずご持参ください(有償レンタルあり。お申し込みフォームにて「パソコンレンタルあり」をお選びください)
テキスト
オリジナルの資料、各種テンプレートのほか参考資料として『Guidebook on SME Business Continuity Planning』翻訳版「中小企業BCP事業継続計画ガイドブック」(アジア防災センター)を使用
スケジュール
次回
日時
2025年7月30日(水) 9:30~17:30
               9:15開場予定。開始5分前にはご来場ください。
定員
24人
会場
katanaオフィス六本木 セミナー室
東京都港区六本木2丁目2-6 六本木福吉町ビル 8階
受講料と支払方法
一般 3万3000円/人
リスク対策.PRO会員 1万9800円/人
チーム契約の場合、1人分の受講料で2人参加可能
請求書払い(テキスト代・税込み)
申し込み締め切り
7月25日(金) 16時