毎年のように発生する災害から企業を守るために、BCPの取り組みが進んでいます。災害対応において重要なことは何か、BCPを継続的に改善していくためのポイントとは?

本セミナーでは、本気でBCPに取り組む企業の担当者を招き、企業に求められるBCPの姿を考えていきます。各企業や組織で事業継続活動に携わっている方は是非ご視聴ください。

プログラム

BCP事例1

セブン-イレブンの大規模災害対応への取り組み

セブン-イレブン・ジャパンのBCPは、社会活動に責任を持つ企業として、社員を守り、組織を守り、加盟店とサプライチェーンを守り、お客様(社会)を守るものです。BCP策定後、各演習や防災点検などを毎年続けながら改定をしています。社内体制の整備のほか、加盟店、サプライチェーンを含む社内外連携の確立など、現在そして未来に向けた取り組みをご紹介いたします。

株式会社セブン-イレブン・ジャパン
リスクマネジメント室
総括マネジャー

中澤 剛氏

2018年に陸上自衛隊西部方面混成団長を退官し、同社に入社。入社後は店舗で実務を経験し、オーナーの意見を経営陣に届けるオーナー相談部として各地を回った。その後、社長室付となり、リスクマネジメント室に配属。周到でわかりやすいBCPを策定する5つのステップにより2012年にBCPを策定以来、初めての大幅改訂を実施。訓練と教育によるBCPの社内浸透を最重要視している。

BCP事例2

TDKの取り組み事例紹介

BCMを定着化させるためには中長期の視点を持ち、いくつかの切り口から課題を整理し、アクションプランを具体化することが大切です。TDKでは、「演習」起点による人財育成や経営トップによるメッセージの発信など、実効性を高める工夫をしています。後発組だからこそ取れるアドバンテージを活かした取り組み事例についてご紹介いたします。

TDK株式会社
グローバルリスク管理部
BCMプロジェクトリーダー 

古本 勉氏

BCMコンサルティング会社から転職し、2019年から同社のBCMプロジェクトリーダーとなり、現場でのBCMを強力に進めている。「中・長期的視点」、「ナレッジの可視化」、「実効性を高める」、「トップメッセージ」を意識し、実務担当者として企業の現実から目をそらさずBCMに対峙。組織的対応力を向上させ、弱点を逆手にとったアプローチを目指している。

ソリューション紹介

進化するAIビッグデータリスクセンサ
「FASTALERT(ファストアラート)」

AIを用いてSNSから自然災害・事件・事故に関するリスク情報を収集する「FASTALERT(ファストアラート)」は、圧倒的速さと情報量で多様なリスクを網羅し、高い信頼性のもと、多くの企業や組織の事業継続活動に活用されています。今回、新たにリリースした多拠点管理のリスクコミュニケーションの課題を解決できる新機能「発災コネクト」についてもご紹介いたします。

株式会社JX通信社
マーケティングセールス局
カスタマーサクセス ユニットマネージャー

鈴木 大和氏

新卒で鉄鋼商社で法人営業を経験し、経営コンサル会社で事業再生や経営改善業務に従事。その後、ITスタートアップ企業で様々な業界の業務課題の解決を支援。現在はJX通信社にて、AI災害対策サービス「FASTALERT」利用企業様へFASTALERTを活用した業務改善を支援。

パネルディスカッション

本気で考えるBCP

セブン-イレブン・ジャパンやTDK、JX通信社の各社では、それぞれのリスクに対してどのような方針で、どのような事業継続戦略を描いているのか。また、それを実現するための活動で最も重視していることとは何なのか。パネルディスカッションでは「本気で考えるBCP」をテーマに、どうBCPの実効性を高めていけばいいのかを議論します。

株式会社セブン-イレブン・ジャパン
リスクマネジメント室
総括マネジャー

中澤 剛氏

TDK株式会社
グローバルリスク管理部
BCMプロジェクトリーダー

古本 勉氏

株式会社JX通信社
マーケティングセールス局
カスタマーサクセス ユニットマネージャー

鈴木 大和氏

ファシリテーター

竹内 美樹リスク対策.com BCPリーダーズ編集責任者

危機管理とBCPの専門メディア「リスク対策.com」編集部が組織の危機管理・BCP担当者向けに発行しているデジタルメディア「BCPリーダーズ」の編集責任者。長年、建設を中心としたインフラ分野での取材に従事。現在は企業を中心に危機管理・BCP分野の取材に取り組む。