
次の東京に備える
去る9月1日で関東大震災から100 年目に入った。火災で市街地が壊滅し10万5000人が犠牲になった衝撃は大きく、後世に残した教訓は数知れない。
折しも今年は東京都の首都直下地震の被害想定が10年ぶりに改定された。「次の東京」に備え、必要な対策を考え直すタイミングだ。
耐震化・不燃化により建物被害は10年前より減ったとはいえ、それでもなお20 万棟。何より、経済社会や生活環境の変化にともなって未経験のリスクが増えている状況は、むしろ深刻といえる。
次の東京に備えていま何を受け止め、どう行動すればよいのか。専門家のインタビューと先進的な企業・組織の取り組みから考える。
※本特集は「月刊BCPリーダーズvol.32(2022年11月号)」の記事からお届けします。