【ワシントン時事】バイデン米大統領は9日、メキシコのロペスオブラドール大統領と電話会談し、米国への移民希望者が殺到する事態に備えて対応を協議した。米国では新型コロナウイルス対策を理由にした陸路の移民制限措置(タイトル42)が11日に失効するため、不法移民の急増が懸念されている。
 両首脳はタイトル42の失効後、米側が不法移民に対し厳しい罰則を科せる措置「タイトル8」を用いて取り締まりを強化する方針を確認。その上で、移民の合法的経路の拡大や、貧困や治安悪化など中米で移民が発生する根源の解決に取り組むことも申し合わせた。 

(ニュース提供元:時事通信社)