11日午後6時54分ごろ、浦河沖を震源とする地震があり、北海道千歳市などで震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは136キロ、地震の規模(マグニチュード=M)は6.2と推定される。津波は起きなかった。
 震源は深く、陸側プレートの下に沈み込む太平洋プレート内部だった。2018年9月には近くの内陸で胆振東部地震(最大震度7、M6.7)が起きたが、震源は陸側プレート内の深さ37キロと浅く、関連はないという。同庁は、揺れが強かった地域では今後1週間、最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼び掛けている。
 政府は同日、地震発生を受け、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。
 主な各地の震度は次の通り。
 震度5弱=千歳市、厚真町、浦河町
 震度4=札幌市、苫小牧市、帯広市、青森県むつ市
 震度3=盛岡市
 震度2=宮城県気仙沼市、福島県南相馬市。 

(ニュース提供元:時事通信社)