全国保険医団体連合会は21日、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」について、医療機関に行った実態調査の結果を公表した。「トラブルがあった」と回答したのは全体の65%。このうち患者の保険資格を確認できず、「10割負担を請求した」ケースは少なくとも776件あった。
 会見した連合会の住江憲勇会長は「このままでは国民の命や健康、個人情報、財産を大きく損なう恐れがある。直ちに(マイナ保険証の)運用を停止すべきだ」と主張。また「来年秋の保険証廃止方針を撤回し、存続させるべきだ」と訴えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)