九州北部は14日午前、対馬海峡付近に延びる前線の影響で長崎、佐賀両県を中心に一時、大雨となった。気象庁は午前7時に、発達した雨雲が連なる線状降水帯が長崎県南部で発生したとの情報を発表した。
 大雨は峠を越えたものの、前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の不安定な状態が続く見込み。同庁は夕方にかけて土砂災害や低地の浸水、河川の増水、突風、落雷に注意するよう呼び掛けた。
 長崎県平戸市では午前4時40分ごろまでの1時間に78.5ミリ、佐賀県伊万里市では午前5時55分ごろまでの1時間に52.5ミリの非常に激しい雨が降った。 
〔写真説明〕気象庁=東京都港区

(ニュース提供元:時事通信社)