トヨタ自動車は18日、取引先部品メーカーの工場で発生した火災の影響で一部車両生産が停止している問題について、20日まで最大8工場13ラインの稼働を停止すると明らかにした。16日に火災が起きた中央発条が製造しているばね部品の調達に支障が出ている。同社とトヨタは国内外での部品の代替生産や代替調達を急いでいるが、生産正常化のめどは立っていない。
 トヨタは「影響を最小限にするための対応を進めている」(広報担当者)とコメント。週明け23日以降の稼働については20日夕方に判断する。
 中央発条はトヨタが主要株主で、車の乗り心地を良くする「シャシばね」などの大手メーカー。中央発条によると、16日に藤岡工場(愛知県豊田市)でばねを乾燥させる施設が爆発して火災が発生し、従業員2人が負傷。爆発により建屋が損傷した。 
〔写真説明〕トヨタ自動車の社旗

(ニュース提供元:時事通信社)