【ベルリン時事】ドイツ連邦統計局が15日発表した2023年通年の国内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除いた実質で前年比0.1%減となった。マイナス成長は新型コロナウイルスが猛威を振るった20年以来3年ぶり。物価が広範囲で高止まりし、金利の上昇が追い打ちをかけた。
 ドイツは昨年、主要国で唯一のマイナス成長だったと見込まれている。24年も低成長が予想され、欧州経済の足を引っ張っている。統計局のブラント局長は「ロシアのウクライナ侵攻以降、高止まりしたエネルギー価格が工業生産を圧迫した」と述べた。 

(ニュース提供元:時事通信社)