【ソウル時事】米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は17日までに、昨年末に北朝鮮で列車が転覆する事故があり、数百人が死亡したと伝えた。東部・咸鏡南道の消息筋の話としている。北朝鮮メディアは事故について報じていない。
 報道によると、昨年12月25日に平壌を出発し、咸鏡南道検徳に向かっていた列車が翌日、線路の老朽化と電力不足により、峠を越えられずに転覆した。列車の後方部分が峠から転落し、乗客は400人を超えるとしている。
 北朝鮮当局は、事故の情報が外部に漏れないよう、統制を行っているという。韓国政府は、報道について「確認中だ」と述べるにとどめた。 

(ニュース提供元:時事通信社)