【ベルリン時事】ドイツ経済紙ハンデルスブラットは14日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が中国の新疆ウイグル自治区で手掛ける合弁事業からの撤退を検討していると報じた。VWを巡っては、同自治区内の試験走行コース建設時に強制労働が行われた可能性が報じられており、独国内で撤退を求める声が高まっている。
 同紙は先に、コース建設に関する資料の中から、強制労働の特徴を示す服を着たウイグル人労働者の写真が見つかったと報じた。この報道を受け、VWは新疆の子会社の譲渡について、合弁相手の上海汽車集団(SAIC)と協議しているという。 

(ニュース提供元:時事通信社)