国連児童基金(ユニセフ)などは13日、2022年に世界中で5歳未満の子供が約490万人死亡したとの報告書を発表した。医療環境の整備で状況は改善傾向にあるものの、依然、6秒に1人のペースで子供が命を失っており、サハラ以南のアフリカ諸国や南アジアでは深刻な状態という。
 死因としては早産、肺炎、下痢やマラリアなどが挙げられている。報告書は、ワクチン接種や早期かつ継続的な診断と治療が行われていれば「多くの命が救えた」と指摘。医療従事者の教育、適切な労働環境が必要と訴えた。 
〔写真説明〕国連児童基金(ユニセフ)が運営する遊具で遊ぶソマリアの子供たち(EPA時事、資料写真)

(ニュース提供元:時事通信社)