ロシア・モスクワ郊外で140人以上が死亡した3月の銃乱射テロで、連邦保安局(FSB)は4日、新たに中央アジア出身者3人を拘束したと発表した。FSBは、実行犯の武器や車を調達する資金提供などに3人が関わったと説明した。
 テロを巡っては、中央アジア出身者が実行犯や協力者として相次いで起訴されている。独立系メディア「バージニエ・イストーリー」が4日に伝えたところによると、ロシアではテロ後の2週間で、中央アジア出身の移民らを標的とした「報復」目的の極右のヘイトクライム(憎悪犯罪)が少なくとも32件確認された。 
〔写真説明〕4日、モスクワでオンライン会議に臨むロシアのプーチン大統領(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)