IHIは4日、子会社のIHI原動機(東京)が船舶向けエンジンの出荷前検査の際に燃料消費率データを改ざんしていた問題で、現役員も不正を認識していたとの調査報告書を国土交通省に提出した。不正につながった背景について「不適切な行為も伝承してしまう組織風土」があったと指摘している。
 報告書では原因について「安全性に問題がなければ品質記録が多少事実と異なっても構わないという考え」や「お客さまに提示している仕様値、試験記録の軽視」なども挙げた。調査により、出荷前検査に加え、窒素酸化物(NOx)放出量確認の調査時にも燃費データを書き換えていたことが分かった。 
 データ改ざんは新潟内燃機工場(新潟市)と太田工場(群馬県太田市)で行われていた。1980年代後半から不正があったとの証言もある。(了)

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