政府は11日の閣議で、マイナンバーや個人情報の適正な取り扱いを監督する個人情報保護委員会の2023年度年次報告を決定した。個人情報保護法に基づく事業者の漏えい事案の報告件数は、前年度比約58%増の1万2120件に上り、報告が努力義務になった17年度以降で最多となった。22年度以降は報告が義務化されている。
 マイナンバー法に基づいて報告されたマイナンバーの漏えい事案は334件で、前年度比約95%増。同委によると、増加要因はいずれも人為的ミスが多発したためだという。 
〔写真説明〕マイナンバーカード

(ニュース提供元:時事通信社)