夏の事例特集

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夏の事例特集

危機管理担当者のスキルと志の共有 他社の事例から学ぶ

繰り返す災害に新興感染症、凶暴化する気象、一方でそれを受け止める社会は人口減と高齢化が進行し、統治システムの機能不全も相まって、急速に脆弱の度を増しています。弱点を補うデジタルテクノロジーも、期待の大きさに反して普及スピードは鈍く、かえって新たなリスクを呼び込んでいます。

 

経済は長引く不況とコロナショックで停滞、そこへロシア-ウクライナ戦争を引き金とする地政学リスクが顕在化し、安全保障の視点が欠かせなくなりました。混沌とする社会のなか、企業が重要な判断に迫られる場面は今後ますます増えていきます。

 

これからの危機管理担当者は、防災・BCP/BCMやリスクマネジメントを通じて組織を活性化し、新たな価値を創り出す姿勢が求められます。取り巻く環境変化をとらえ、見えないリスクに目を凝らし、内部・外部の資源を有効に使ってこれに備える。その取り組みはCSRやESGと共鳴し、経営との一体性をより強めていくでしょう。

 

内部統制部門の危機管理担当者がモチベーションを維持し、スキルを高めていくには、個々が抱える課題や悩み、蓄積してきた知見やノウハウ、目指す志を組織の垣根を越えて共有することが必要です。リスク対策.comは夏の特集として、企業の感染症対策、BCP/BCM、リスクマネジマネジメント、気候変動対応の取り組み事例を連続掲載します。他社の事例が危機管理担当者の皆様の気付きにつながれば幸いです。