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世界から求められるEHS 環境、健康・衛生、安全を一体的に推進!

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環境(Environment)と健康・衛生(Health)、安全(Safety)を、一体的にマネジメントしていくEHSを導入する企業が増え始めている。Safetyに「防災」や「事業継続マネジメント」も含め、より広い意味で「安全」を捉え推進する動きもある。


こうした動きの背景にあるのは、欧米を中心としたグローバル企業からの要求だ。欧米企業は、訴訟問題や風評被害などのリスクへの対策として、早くからEHSの推進に取り組んできた。その流れが、取引先などを含めたサプライチェーンにまで及んできた。

EHSを一体的にマネジメントするメリットは効率化だ。例えば化学物質にかかわるリスクを考えた場合、環境問題としては、漏洩による環境汚染が考えられるが、健康・衛生の視点からすると作業員の化学物質への曝露といった問題が考えられる。あるいは防災の視点から見れば、災害時における火災や爆発にも気を付けなければいけない。このように、リスクの発生源は同じにもかかわらず、環境と健康・衛生、安全それぞれにおいてまったく違う被害が起き得ることを考えれば、一体的に統合して管理した方が効率的で、さらに、さまざまなリスクを多角的に分析できるといったメリットもある。

EHSをマネジメントシステムの統合運用につなげる企業も出ている。例えば環境マネジメントシステムISO14001、労働安全衛生マネジメントシステムOHSAS18001、事業継続マネジメントシステムISO22301などを運用していくには、内部監査やマネジメントレビュー、外部審査などを行う必要があるが、これらを別々に実施していたのでは、多大な労力とコストが必要になる。EHSの方針のもと統合して運用することにより、効率化が図れ、審査費用などのコストも削減することが可能になる。