松野博一官房長官は8日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを5類に引き下げた同日以降も、首相官邸の記者会見室で実施中の人数制限について、一部緩和した上で継続する意向を示した。「官邸の感染防止対策は政府の危機管理の観点から極めて重要だ」などと理由を語った。
 政府は感染が拡大した2020年4月、長官会見の座席数を114から23に削減。8日から20増やしたが、計43にとどまっている。この科学的根拠を問われ、松野氏は「密を回避するため、縦は座席間隔を1席分空けて5列とし、横は現状をおおむね維持した」と説明した。 

(ニュース提供元:時事通信社)