【マニラ時事】フィリピンのマニラ首都圏中心部にあるマニラ中央郵便局で21日深夜から22日朝にかけ火災があり、歴史的な建物が被害を受けたほか、手紙や小包などが焼失した。
 消防当局によると、火災は21日午後11時40分ごろ発生。火は最上階の5階まで広がり、22日午前7時半前に鎮火した。火元は同郵便局の地下とみられるという。死者はいなかったが、消防士5人を含む計7人が負傷した。
 マニラ中央郵便局は1926年に建てられ、第2次世界大戦で大きな被害を受けたものの、46年に再建。大きな柱などを特徴とする新古典主義の建造物で、2018年には重要文化財に指定されていた。パッシグ川沿いにあり、近くにはリサール公園やサンチャゴ要塞(ようさい)などの観光名所がある。 

(ニュース提供元:時事通信社)