【ニューヨーク時事】第78回国連総会(会期1年)が5日、ニューヨークの国連本部で開会した。19日からは各国首脳らによる一般討論演説が行われる。ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が侵攻後初となる対面参加を計画しており、国連を舞台に活発な外交が展開される見通し。
 1日付の暫定リストによれば、ゼレンスキー氏は初日の19日に一般討論演説に臨む。同日の2番手にバイデン米大統領、岸田文雄首相は21日に登壇する見込み。今年は約150カ国から大統領や首相ら首脳級が参加する予定で、ロシアからはラブロフ外相が出席するとみられる。
 ウクライナ侵攻や気候変動対策が主要議題となりそうだ。安全保障理事会は20日、ウクライナ情勢に関する首脳級会合を開く。また、グテレス事務総長も20日、各国政府や企業に一層の気候変動対策を呼び掛けるため、「気候野心サミット」を主宰する。「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマとしたハイレベル会合も18~19日に開かれる。 

(ニュース提供元:時事通信社)