全国の高速道路にある耐震補強工事が必要な橋脚について、工事の進捗(しんちょく)状況などを会計検査院が調べたところ、2022年度末時点で約9割の耐震化が完了していないことが13日、分かった。検査院は高速道路会社4社に対し、効率的な整備を求めた。
 高速道路は災害時の緊急輸送道路に位置付けられている。16年の熊本地震を受けて各社が策定した実施計画では、大規模地震の発生確率が高い先行整備地域は21年度、それ以外は26年度を目標に橋脚の耐震化を完了させるとしている。 

(ニュース提供元:時事通信社)