【ロンドン時事】ウクライナに侵攻するロシア軍は25日も東部ドネツク州アウディイウカ近郊に集中攻撃を仕掛けているもようだ。ただ、ウクライナ軍によると、ロシア軍は地上戦で多数の死傷者を出したため、空爆を中心とする作戦に転換を強いられているという。
 英スカイニューズによると、ウクライナ軍南方部隊報道官は「敵は過去2日間で40発の誘導爆弾を投下したが、地上攻撃の回数は前日と比べ半減した」と指摘した。ロシア軍はドネツク州で5日間に2400人の死傷者を出したとされ、報道官は「こうした(地上攻撃が減る)事態は驚きではない」と述べた。 
〔写真説明〕ウクライナ東部ドネツク州アウディイウカの破壊された集合住宅(同国警察が24日公開)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)