【ブリュッセル時事】英国防省は2日の分析で、ロシア軍が先週、ウクライナ軍の攻撃により同国東部ルガンスク州などで長距離地対空ミサイルの発射機を少なくとも4基失ったとの見方を示した。ロシアにとって地対空ミサイルは「軍事戦略上の重要な要素」であり、補充に伴い「他の作戦地域の防空態勢が弱体化する可能性が現実味を帯びている」と説明した。
 英国防省はロシアの防空システムについて、西側諸国の支援を受けたウクライナ軍の使用する「近代的な精密攻撃兵器に手を焼いている」と指摘。4基を喪失したことで、既存のロシア側の防空システムに一段の負荷がかかることになると予測した。 

(ニュース提供元:時事通信社)