【ワシントン時事】ロシア軍は3日、ウクライナ全土で無人機による大規模な攻撃を行った。ウクライナのゼレンスキー大統領は、約40機の無人機のうち半数以上を撃墜したと主張。厳しい冬を控え、電力施設などの防衛態勢を強化する意向を表明した。
 ゼレンスキー氏は、今回の無人機攻撃による死傷者はなかったと強調。その上で「冬が近づくにつれ、ロシアのテロリストはより多くの被害をもたらそうとするだろう」と、インフラ施設への攻撃に警戒を示した。
 東部ドネツク州アウディイウカ周辺では10月以降、激しい攻勢に出ているロシア軍に対し、ウクライナ軍が徹底抗戦。一方、南部ザポロジエ州ではウクライナ軍の反転攻勢が続いているが、ロシア軍の防衛線をなかなか突破できずにいる。 
〔写真説明〕ウクライナ南部ザポロジエ州の前線に展開する同国軍兵士=10月27日(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)