子どもを中心に流行している咽頭結膜熱(プール熱)の患者報告数が、全国で警報レベルに達したことが22日までに、国立感染症研究所の調査で分かった。過去10年で初めてという。
 感染研によると、全国約3000の小児科定点医療機関から12日までの1週間に報告された患者数は1万173人。1機関当たり3.23人に上り、警報の基準値「3人」を超えた。
 都道府県ごとに見ると、最多は福岡の7.41人で、奈良(6.41人)、佐賀(6.30人)、北海道(5.73人)、富山(5.52人)が続く。計25都道府県で基準値の3人を超えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)