【エルサレム時事】イスラエル軍報道官は7日、パレスチナ自治区ガザの北部と南部でイスラム組織ハマスの拠点への「戦闘を強化している」と語った。ハマス側も戦果を誇示。激しい交戦が続いているもようだ。ガザの保健当局によると、過去24時間で350人が死亡。10月7日以降の2カ月間で、ガザ側の死者は1万7177人となった。一方、イスラエル軍によると兵士2人が死亡し、地上侵攻後の戦死者は89人に上った。
 イスラエル軍は北部のガザ市やジャバリヤ、南部ハンユニスなどに部隊を展開。軍報道官は、地下トンネルに潜む司令官を含む「テロリスト」を殺害し、関連施設を破壊していると説明した。
 これに対し、ハマスの報道担当者は過去72時間でイスラエル軍の車両135台を完全、または部分的に破壊したと主張。イスラエル軍が探索中のトンネル立て坑や建物を爆発させ、兵士数十人を死傷させたと指摘した。 

(ニュース提供元:時事通信社)