原子力規制委員会は10日の定例会合で、能登半島地震で変圧器が油漏れするなどした北陸電力志賀原発(石川県志賀町)について、原因究明と対策を徹底するよう事務局の原子力規制庁に指示した。現在の地震対策の見直しが必要かどうかも検討するよう求めた。
 北陸電によると、志賀原発では1号機地下で震度5強を観測。変圧器2台で油が漏れたほか、周辺の放射線量を測るモニタリングポストの一部からデータが届かなくなった。1、2号機とも2011年から停止中で、使用済み燃料プール内にある核燃料の冷却や外部への放射能の影響はないという。 

(ニュース提供元:時事通信社)