関西電力は22日、昨年7月に再稼働した高浜原発1号機(福井県高浜町)で、放射性物質を含まない2次系の配管から蒸気が漏れるなどのトラブルがあったと発表した。放射能による周囲の環境への影響はないとしているが、原因調査のために出力を4割に低下させた。
 関電によると、タービン建屋内を巡回中の運転員が21日午後11時半前、原子炉容器内の蒸気発生器に冷却水を送るポンプのうち1台の配管から蒸気が漏れているのを発見。その後、別のポンプで2次冷却水が通常より多く漏れているのが見つかった。同社はこうしたトラブルについて原子力規制委員会に報告した。 

(ニュース提供元:時事通信社)