オランダの情報機関は6日、軍のコンピューターネットワークが昨年、中国のハッカーの侵入を受けたと発表した。軍のネットワークから高度なマルウエア(悪意あるソフトウエア)が見つかり、中国政府と関係がある集団による侵入と断定した。ネットワークへの影響はなかったという。
 オランダのオロングレン国防相は「中国のスパイ行為を公にすることが重要だ」と強調した。
 中国外務省の汪文斌副報道局長は7日の記者会見で、「中国への不当な中傷に反対する」と述べ、関与を否定。「中国はあらゆる形態のサイバー攻撃に断固反対しており、ハッカー攻撃を支援、容認することはない」と主張した。 
〔写真説明〕オランダのオロングレン国防相=2023年11月、ブリュッセル(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)