【台北時事】台湾東部・花蓮沖を震源とする強い地震は6日朝、被災者の生存率が急激に下がるとされる発生から72時間を迎えた。台湾当局によると、被害が最も大きい花蓮県の山間部で、外国人3人を含む12人と依然連絡が取れていない。相次ぐ余震と悪天候の中、警察や消防は懸命な捜索を続けている。
 同県ではこれまでに落石や建物の崩壊で計10人が死亡した。消防当局は5日、連絡が取れなくなった被災者の捜索現場で新たに2遺体を発見したが、雨と余震で収容作業を中断。2遺体が収容され、身元が判明すれば、死者数は計12人になる。 
〔写真説明〕台湾東部・花蓮県の太魯閣(タロコ)国立公園で捜索活動に当たる救助隊員=5日(中央通信社提供)(AFP時事)

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