岩手県は28日、洋野町の養豚場で家畜伝染病の豚熱(CSF)が発生したと発表した。県は、飼育する約1万7500頭の殺処分を開始した。県内養豚場での豚熱発生は初めて。
 県によると、養豚場から27日に「いつもより衰弱している豚が多い」などと連絡があった。県の遺伝子検査で11頭が陽性と判定され、国の精密検査で感染が確認された。
 県内の養豚場では、全ての豚に豚熱ワクチンが接種されており、他の養豚場に対する移動・搬出制限はしないという。 

(ニュース提供元:時事通信社)