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再考・日本の危機管理-いま何が課題か
待望される「炎上上等」の良識的発信
相次ぐ炎上騒ぎによりネット上での議論自体を忌避する傾向が強まっています。しかし、リアルで推奨される議論がネットでは抑止されるというのは間違いです。本音の議論はネットであろうと推奨されるべきで、基本的な姿勢とルールを守るならば、意見の表明を臆する必要はありません。引き続き、現在の情報空間に巣くう社会的リスクを考えます。
2025/07/18
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再考・日本の危機管理-いま何が課題か
支援行動と迷惑行為を分けたもの
正月に起きた能登半島地震に関してさまざまな情報が飛び交ったことは、前回も記述しました。今回は政治家や著名人も含めた一般の支援活動に関する情報を取り上げます。政府の対応からボランティア活動まで賛否両論渦巻く状態ですが、危機管理の視点から、冷静にそれらを俯瞰してみたいと思います。
2024/02/15
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再考・日本の危機管理-いま何が課題か
情報に踊らされないための訓練が要る
日本社会は論理的な反省や評価が不得意で、その場の感情論に流される傾向があります。能登半島地震でも本質からそれた非難が見られ、デマも流布しました。政治家や著名人が自らの政治信条を補強するため、事実確認もせず情報を拡散する行為も散見されます。これらに対する自浄能力を、我々の情報空間においてどう高めればよいかを考えます。
2024/01/30